質問や助言は求めてこないし、同僚にも相談することなく一人でもくもくと仕事を進める男性部下。
その結果、毎回できあがりは的外れ。
指摘すると不機嫌になり、なかなか修正しようとしない男性部下。
はぁ、女性だったら話しかけやすいのに。注意もしやすいのに。
プライドの高い男性だから気を遣う。
女性管理職の受講生さんからこのような悩みをお聞きします。
あなたもプライドが高く孤立しがちなの男性部下に困っていませんか?
こんにちは。
驚くほど職場が楽しくなる
自己表現トレーニング協会の浦野いずみです。
今日ご紹介する方法は、実際に女性管理職の受講生さんが取り組み
・男性部下と気兼ねなく話せるようになった
・男性部下から相談や助言を求めれるようになった
・男性部下の仕事の出来が向上した
・チームの雰囲気がよくなった
と嬉しいお声を頂いたものです。
さてそれはどんな方法か。
それは【ときどきちょと、男性部下に話しかけること】です。
やることとは、たったこれだけ!
度々でもなく、じっくりでもなく、「ときどきちょっと」がミソ。
なぜ、ときどきちょっとが効果的なのか。
どのように、ときどきちょっと話しかけるとよいのか。
これから分かってきます。
Contents
男性部下が話し易い状態をつくる
あなたが「困ったことや悩みが出てきたら、いつでも相談してね。」
と伝えていたとしても
プライドの高い男性部下にとって、女性管理職に自分から相談を持ち掛けることはハードルが高く抵抗があります。
だから本心では助言が不要と思っているわけではなく、
「自分から相談することに抵抗があるだけ」という可能性が高いです。
話しかけるなオーラをまとっているように見えたとしても、プライドゆえに対面を保っているだけの可能性があります。
仮に言葉で「助言は不要です」と言っていたとしても、それは虚勢の可能性があります。
だからときどき、ちょっとした「誘い水」を向けるのです。きっかけ作りですね。
すると予想以上に男性部下が話しだしたり質問があったりと、意外な一面が見えてきます。
「誘い水」をときどき試し、男性部下の反応を観察・検証し、
心底拒絶しているのか、プライドゆえの虚勢かを見極めていきましょう。
なぜ「ときどきちょっと」なのか?
今まで積極的にコミュニケーションをとってこなかった女性管理職から
突然度々話しかけたられるようになったり長時間の面談を設けられると、男性部下は警戒心を抱きます。また面倒に感じてストレスを溜めるかもしれません。
こんなことになると、部下は相談したり困り事を話そうとしません。
自分を守ろうと、今まで以上に高い壁を作ってしまう可能性があります。
だから「ときどきちょっと」のタイミングが大切なんですね。
女性管理職が男性部下に話しかけるタイミングは?
できるだけ自然な流れを作る方が警戒心を持たれにくいのでしょう。
たとえば
・男性部下のデスクの近くを通ったとき
・食堂で会ったとき
・エレベーターで二人になったとき
・休憩ルームで一緒になったとき
とかです。
異性なのでトイレで会う状況が作れないことが残念です(泣)。
あなたが男性部下と自然に対面する機会を作ることが難しい状況なら、あらたな場を作りだしましょう。
たとえば、チームメンバー全員に対して定期的に短時間の『1on1(1対1のミーティング)』を実施するのもよいでしょう。
メンバー全員と個別ミーティングすることで、自然な流れを創り出すことできます。
個別ミーティングも短時間がコツですよ。
女性管理職は男性部下にどんな話しかけをすればいい?
● 「〇〇の進み具合は順調?」「どこまで進でるの?」「今、どんなことしてるの?」
気軽な雰囲気で話しかけることから始めましょう。
堅苦しい雰囲気では、男性部下は「監視や指摘」を受けるのではと警戒します。
かといってあまり軽る過ぎる雰囲気も、孤立しがちなプライドの高い男性部下にとっては「違和感」でしかなく猜疑心につながります。
● 日常会話も取り入れましょう。
上司であるあなたの情報を伝えることから初めてみると部下は話易くなります。
たとえば
「私、最近アマゾ○プラ○ムに入会したの。昨夜××ドラマを見たんだけど俳優の△△さんを見てふとS君を思い出しちゃった。S君て俳優の△△さんに似てるって言いわれない?」
このような滑り出しで話しだし、「ところで、S君って趣味とかあるの?」
趣味や特技、好きなものは自分の得意分野なので、普段無口であっても饒舌に話し出すことがあります。
「詳しいのだ」と自慢できプライドの高い男性部下の虚栄心を満たします。
饒舌に話し出したら、好奇心旺盛にしっかり聴いてあげましょう!
このような会話はたとえ仕事と関係がなくても、男性部下があなたに自分のことを話す癖づけになります。
この癖づけが大切!
そして部下の心と口が開きやすくなってきたら
● 男性部下が助言や相談を必要としていないか、踏み込んだ質問をしましょう。
たとえば
「ところで〇〇の検証はどう?難しいところはない?」
「取引先の△△さんってどんな感じ?気難しいって噂を聞いたけど困ってることはない?」
これらを様々に組合せ、ときどきちょっと話しかけていきましょう。
これを継続することで男性部下の口数も徐々に増え、あなたも気負うことなく部下と話しができるようになります。
男性部下も自分からあなたに質問したり助言を求めるようになり、あなたの意見に耳を傾けるようになるでしょう。
その結果、男性部下の仕事ぶりもその仕上がりも向上し、チーム全体の成果も上がるでしょう。
まとめ
1.男性部下が話し易い状態をつくる
あなたが「自分が話し易い状態」と「男性部下が話し易い状態」は異なります。
「これなら話易いだろう。」という思い込みは厳禁!
工夫しながら様々な方法を試し男性部下の反応を観察し、何が効果的か検証しながら進めていきましょう。
2.「1on1ミーティング」は、男性部下に加えてあなたも含めたチームメンバー全員に役立ちます。
まだこの個別ミーティングを実施していないなら、今後取り入れることを検討してみましょう。
いかがでしたか。
男性部下とコミュニケーションがスムーズにとれてくると、とっつきにくい態度もプライドが高いところも可愛くみえてきますよ^^
あなたの思いや魅力が、必要な人へ大切な人へ届けたい人へ届きますように。
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