こんにちは。
驚くほど毎日が楽しくなる!
自己表現トレーニングマスターコーチ
浦野いずみです。
クライアントのHさんとお話していたとき
「他人に助けてもらいたくない」というテーマになりました。
Hさんは次のような気持ちを抱えていました。
Contents
『他人に助けて欲しくない人』の心理とは?
他人に助けて貰いたくない。
↓
自分でなんとかしたい。する。
↓
すると、自分で抱えるものが大きくる。
↓
結果、とってもしんどい。辛くなる。
↓
誰かに、環境に、自分に怒りや不満が湧いてくる。
いかがですか。
この流れ、ちょっとしんどいですよね。
私はHさんに尋ねました。
『他人に助けてもらうことで、どんな支障があるのですか?』
『何か困ることはあるのですか?』
するとHさんから
『その人(助けてくれた人)の言うことを聞かなければならなくなる。』
とのお返事が・・・
つまり
【人に助けてもらったら、その人に従わなければならない。】
という思い込みを持っていらっしゃいました。
「その人に支配される」という『恐れや不安』を持っていたのです。
確かに
人助けをした後に「せっかく助けてあげたのに~」と恩に着せ、
自分に従うように見返りを要求する人もいます。
はっきりと要求はしなくても、
助けた相手が自分に従わないことに対して
不満を言ったり否定的なことを言ったりする人もいます。
このような人が相手なら
可能な限り距離を置き、あまり助けてもらわない方が賢明でしょう。
この傾向が強い人は
『恩を売ることで他人を操作したい』欲求があるので、
助けを断ると
これまた「せっかく私が助けてあげるって言うてるのに~」と、
どっちにしても不平不満を言います(笑)
なので『言わせておく』覚悟も必要です。
しかし
世界は、こんな人ばかりではありません。
助けたことを恩に着せたり、見返りを要求する人ばかりではありません。
このように私がお伝えすると
「ホントにー?みんな見返りを要求するんじゃないの?」
「頭では分かってるけど・・・心からそう思えない。」
と、思う人もいるでしょう。
もしあなたがこのようなタイプなら
過去に人から援助や支援を受けた時、その相手から恩を着せられたり、支配された体験をしているのかもしれません。
少し振り返ってみましょう。
あなたを支配しようとたのは
友達でしたか? 彼でしたか? 上司でしたか?・・・
いかがでしたか。
親(養育者)ではありませんでしたか?
実は恩を着せられたり、支配された体験の相手は「親(養育者)」というケースが多いです。
これは私事ですが、我が家では父がこのタイプでした。
自分の思うように相手が動かないと「誰が飯を食わしたってるとおもってんねん!」などと、私や母、祖母にも言ってました(苦笑)
もしかするとあなたに
【人に助けてもらったら、その人に従わなければならない。】
このような価値観(思い込み)を植え付けた相手は、親(養育者)だったかもしれません。
「従う」という表現ではなく、「恩を返す」という表現だったかもしれませんね。
なぜなら
親は生まれた頃から身近な存在で(あなたが親を好きか、嫌いかは別にして)
長い時間をかけて、ひんぱんに、何かの度に
親が持っている人間関係のルール(価値観)をあなたに刷り込み教育をしてきました。
このように
刷り込み学習した価値観は、手放すのは難しいです。
しかしあきらめないでください。
世界は広いです。
助けたことを恩に着せて
見返りを要求したり、あなたを操作(支配)しようとする人ばかりではありません。
今はまだこのように思えなくても
世界にはいろんな人がいて、いろんな価値観があることに目を向けてみましょう。
本来、助けてもらったことに『感謝』をしたとしても『負い目』を感じる必要はなく
その相手と自分の意見が異なったとき、自分の意に反して従う必要もありません。
その人に恩返ししなければならないというルールもありません(^^)
こう書くと
「え?!?恩返しする必要もないの~?」と、批判を受けそうですね。
叶うなら
自分に恩返しができる『力』と相手に対して役立つ『タイミング』になったとき、
その時に恩返しをしたらいい。と私は思っています。
自分にその力がなくタイミングもなければ、無理をする必要はありません。
『自分が出来る<力>と<タイミング>』で、感謝を表現したらいい。
『コップに水がちょっとしかないのに、人を喜ばそうとして人に与える。
そして、自分が渇望し、しんどく、つらくなる。』
もしこんなことになったとしたら、
あなたを助けたいと心から思ってくれた相手なら
『本末転倒だよ~』って言ってくれるでしょう。
だって
あなたをしんどくさせ、辛くさせるために、助けたんじゃないと思うから。
~ここから妄想ドラマです~
たとえば、職場の先輩が頻繁にご馳走してくれるとしましょう。
あなたは新入社員で収入が低く、両親の生活も支援していて困窮しています。
それを知っている先輩が、飲食代を助けてくれるのです。
それは、とても有難いしあなたは「感謝」するでしょう。
けれど、「負い目」に感じる必要はないのです。
いつか『自分が出来る<力>と<タイミング>』で、恩返しすればいい。
それは
1.先輩が残業しているとき
缶コーヒーを差し入れする。とか(どっかのCMか~(笑))
2.先輩が仕事をいっぱい抱えていて大変そうなとき
あなたが手伝える状況なら手伝う。とか
3.将来収入が高くなり余裕が出てきたとき
先輩に豪華版のご馳走する。とか
4.将来収入が高くなり余裕が出てきたとき
昔の自分とよく似た状況の「後輩に頻繁にご馳走する。」とか
さて『4番目』の案は
これは先輩に直接に返すわけではないので恩返しではなく、恩送りです。
返さなくたって送ればいい!だって、順番ですからー(^^)
もしかすると
先輩もあなたに恩送りしてくれたのかもしれませんよね。
私は、こんな風に順番に送っていく方法が好きです。個人的趣向です^^
Bさんに助けてもらったら、自分はCさんを助けることが出来たらいいと思うのです。
これって
子育や職場の関係性にも当てはまりませんか?
助けて貰ったり、助けたり~、人間関係の基軸は相互依存!
もし助けて貰うことを恐れているなら・・・
助ける側に回ってみませんか?
この方法、Hさんに課題として提案しました。
助ける側に回ってみたAさんは、その後どうなったかというと?
助ける人の心理に少し気づけたんだそうです!
そして
助けて貰うことことに気がねしたり、負い目に感じたりする感覚が軽減しました(^^)v
あなたも簡単なことから初めてみませんか。
・高齢者や妊婦さんに席を譲る。
・職場で営業さんが帰ってきたとき、お茶を入れる。
・妻が重い荷物を持っていたら、手を添えてサポートする。
などなど
ぜひお試しくださ~い。
一人では難しい。人を助けることにも抵抗がある。
このように感じた方は、ご相談ください。
あなたの思いや魅力が、必要な人へ大切な人へ届けたい人へ届きますように。
【関連記事】
恩送りって知っていますか?恩返しじゃありません。
【関連カテゴリー】
対人コミュニケーション
心と体の操縦法
お知らせ
ワクワク生きる自己表現レッスンメルマガ配信中!
自己表現トレーニング基礎講座
浦野いずみのコーチング/コンサルティング
浦野いずみのプロフィール
自己表現トレーニングマスターコーチ
経歴・活動状況はこちら↓
この記事へのコメントはありません。