しっかり説明しなきゃ!
素早く答えなきゃ!
そう思うのに
上司を前にすると緊張して上手く話せない
上司からの質問にドキッとして、言葉に詰まってしまう
スラスラ話している同僚がうらやましい・・・
どうすれば緊張せずにスムーズに話せるようになりますか?
こんにちは。
驚くほど毎日が楽しくなる!
自己表現トレーニングマスターコーチ
浦野いずみです。
冒頭のようなお悩みを抱えている受講生さんは多いです。
今日の記事は、このような受講生さんとの対話中に
「私って、そこが問題だったのか!」と気づかれ、
「なるほどなー、実践してみよう!」と納得され、
実践後
「上司と話すことが随分楽になりました^^」
「落ち着いてスムーズに答えられる回数が増えました!」
といった嬉しいお声が多く、誰でも取り組みやすいと言われる
『心をほぐすコミュケーションの心得』と『そのトレーニング法』をご紹介します。
あなたも彼ら彼女らと同じようなことで悩んでいるなら
今日の記事は役に立つでしょう。
最後まで順番に読み進めてください。
Contents
上司を前に緊張する心をほぐす「心の準備運動」
スポーツ選手は練習前や試合前に必ずストレッチや準備運動をしていますね。
その目的は
身体をほぐし本番中に「しなやかに速やかに動く」ためです。
そして「ケガをしない」ため。ギクシャク動いて稼働域が下がるとケガの元です。
あなたの心も同じことが言えます。
上司との対話が本番だとしたら
今のあなたは
ストレッチや準備運動をせずに本番に臨んでいるようなものです。
だから緊張するだけで、心と身体が固まってしまうのです。
オリンピック代表選手だって、オリンピックの試合で緊張してます。
けれど身体も心も、日頃のトレーニングと試合前に準備運動をしっかりしているから緊張で固まることはないんですね。すごいなー。
= 今のあなたに必要な「心の準備運動」はこの3つ! =
1.極意!「開き直り」マインドを創る
これは上司を相手に緊張せずに対話できる極意です。
2.思いついたこと話す(ちょっとずつトレーニング)
言いたいことではなく「思いついたこと、頭に浮かんだこと」を口にだす。
3.「緊張」から「リラックス」に感情を切り替えるスイッチをみつける
沢山つくるといいですよ。
さてこの箇条書きだけでは分かりませんね(笑)
それでは3つの準備運動について
なぜこれらがあなたに必要なのか、そして準備運動の方法とその効果について一つずつ取り上げてご説明します。
1.コミュニケーションの極意!『開き直りマインド』を創る
上司には分かりやすく丁寧に説明しなければならない。
上司の質問には迅速に正確に回答しなければならない。
こんな風に思っていませんか?
あなたの深層心理に潜む思い
あなたのような悩みを持つ人は
誠実で真面目で、仕事にも上司に対しても真摯に向き合おうと懸命な人が多いです。
しかしその深層心理には
上司に認められたい、無能だと思われたくない、褒められたい、
という承認欲求が潜んでいます。
承認欲求はほどんどの人が持つ欲求で、悪いものでもダメなものでもありません。
しかし、この欲求が過度になると自分を縛ってしまうことがあります。
上司の期待に応えようと
自分が素直に感じた思いや気づき、意見よりも
上司が認めてくれるだろう言葉や言い回しを優先し、一生懸命頭の中で検索します。
本来「自分の言いたいこと」=「自分の意見や考え」のはずが、
「自分の言いたいこと」=「上司に認められる話し方や上司が欲しい答え」になりがちです。
その結果、言いたいことが「自分の意見」と「上司に認められる答え」の二つで混線し、混線中に一生懸命に検索しようとするので処理できなくなってフリーズしてしまうのです。
開き直りマインドの創り方
あなたがこのような状態なら
「上司に認められたい、期待に応えたい」という気持ちを一旦手放しましょう。
それが、上司の前で緊張せずにスムーズに話せるようになる早道です。
では手放すために、まずできることは「上司と対話する心構えを創ること」
これを【前提】といい、『開き直りマインド』を用いて創ります。
*【前提】について解説
人はある事柄の未来について
「○○になるだろう。○○になるものだ。」という前提(予想)を作っておくと、「〇〇」という事象が発生しても当たり前という認識でラクラク対処できたり、嫌なことであっても大きく心を乱されることなく落ち着いて対処できます。
では、あなたはどんな前提を作ると良いでしょう。
『開き直りマインド』を使って例を上げますので参考に考えてください。
《例》
● Y上司は、どうせ私が何を言ってもどう説明しても指摘する。
つまり、私がどんな言い方をしようが指摘されるなら自分の気持ちに正直に言おうっと!
● 何をやってもどうせB課長はすぐ怒鳴るんだから、気楽にやろう~
● Cチーフには、どんな企画を持っていっても認めてくれることは、ほぼ皆無。
なら、ぱーっと派手にやりたいことを企画しよう^^
このように
あなたが何をしたり言ったりしても(経過はどうであっても)、
ある結果になることは予想できていてそれを認める気持ちで、開き直ります!
ここで創る『開き直りマインド』のように、実際にはそう思えなくてもまずは創ってください。
そして何度も声に出して読んでみましょう。
上司とコミュニケーションを取る前に、この前提を心の中で唱えてみましょう。
そうして少しずつ上司よりも、自分の気持ちや思いに敏感になるよう意識してみましょう。
心構えが出来てくると少々上司に指摘されても、
緊張がマシマシになることもなく落ち着いて話せたり、怒鳴られても「うるさいなー」と心の中でつぶやく余裕が出きてますよ(笑)
思いついたことを話す(ちょっとずつトレーニング)
上で述べたように
「上司に認められる話し方や上司が欲しい答え」を優先する癖がつくと、
本来の自分の言いたいことが分からなくなります。
そこで『自分が素直に感じた思いや気づき、意見』を言葉に出来るぐらいしっかりと意識化できるよう、まずは思いついたことを話すことを心がけましょう。
といっても上司に対してはまだハードルが高いでしょう。
準備運動不足で骨折なんてことになると大変です。
ちょっと苦手という先輩・ちょっと遠慮してしまう取引先の人など、段階的に練習しましょう。
開き直りマインドが少しずつ定着してきたな。以前より緊張しなくなったな。
自分の言いたいことが言葉にできるようになってきたな。
と感じたら、上司との日常会話的なコミュニケーションからまずはチャレンジ!
「緊張」から「リラックス」に感情を切り替えるスイッチをみつける
人は、何かをきっかけにいろいろな感情に切り替わる心のスイッチを持っています。
このスイッチは
「対人コミュニケーション」よりも実は重要度の高い「セルフコミュニケーションスキル」の一つです。
こんな経験ありませんか?
ある曲を聞くと、悲しい気分になる。やる気が沸いてくる。眠たくなる。ウキウキしてくる。
焼肉屋さんから薬肉の匂いがプーんとしてくると、急にお腹がグーっとなってお腹がすいてくる(笑)
深呼吸するとリラックスする。
この要領であなたの心がリラックスに切り替わる心のスイッチを見つけましょう。
上司に話しかけられたとき、質問されたとき、ドキッとして緊張してきたー(泣)
こんな時にすぐ使えるようなスイッチが良いですね。
例えば、ハンカチにリラックスする好みのアロマオイル浸み込ませて、ポケットに入れておく。
身体を使ったものも便利です。深呼吸は王道!
その他、手のリラックスするツボを反対の指で押す。というのも気軽に出来そうですね。
いろいろ考えて試してみて下さい。
いくつかみつかったら、早速職場で使ってくださいね。
今日の大事なポイント
1.心と頭にも準備運動が必要です。というか重要です!
準備運動をしてから本番に取り組みましょう。
2.「上司に認められたい、期待に応えたい」という気持ちを一旦手放す。
手放したからといってもう二度と戻ってこないわけではありません。
必要になれば、いつでも取り戻すことが出来ます。
手放すのが怖いと思う人も、今は勇気をもって手放しましょう!
3.開き直りマインドを創るときのコツ
考えすぎず、いろいろ思いつくまま書き出しましょう。
あなただけの心ヒミツです。だからなんでもあり(笑)
この際ですので、大きく開き直りましょう!
4.開き直りマインドの定着と自分の気持ちを言葉にするコツ
声に出すことや練習を繰り返すことです。
繰り返すことです。
繰り返すことです。(笑)
基礎体力づくりみたいなものですね。
5.効果的なスイッチの見つけ方
いろいろ数多く試して検証してくださいね。
きっと最適なものが見つかりますよ。
今日はここまでです。お読み頂きありがとうござました。
あなたの思いや魅力が、必要な人へ大切な人へ届けたい人へ届きますように。
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